早川町の特産品や、町内の温泉や飲食店などの施設を運営している南アルプスふるさと活性化財団(以後、財団)。今回はこの財団の立ち上がり直後から現在まで長年勤めいらっしゃる望月明浩(もちづきあきひろ)さんに財団でのお仕事について伺いました。
南アルプスふるさと活性化財団とは
財団は、早川町の資源を生かしたハムやベーコン、みそ、山葡萄ワインなどの特産品作りや、町内の主要な観光施設の運営などを行い、早川町を元気にするために活動をしている組織です。
早川町内の施設の運営
財団では町内の以下の組織を運営しています。
- 南アルプスプラザ「早川舎」
- 麓の直売所&麓の直売所cafe
- 天然掛け流しの湯 奈良田の里温泉
特産品作り
- 手作りハム・ベーコン・ソーセージ
- 白鳳みそ
- 生芋こんにゃく
- 山葡萄ワイン
- 山葡萄ゼリー
など
特産品は、早川町内の各施設のほか、セルバみのぶ店や道の駅富士川など町外のスーパーや道の駅でも購入ができます。双葉 SA(上り)と談合坂SA(下り)には、早川町の物産コーナーがあるので、立ち寄られた際にはぜひ見てみてください。
また、財団のウェブサイトではオンライン販売もしています。全国どこからでも注文可能です。
財団の生産事業部の望月明浩さん
望月さんは財団での活動は長いのでしょうか?

そうなんですね。今担当されている、生産事業部で作っているみそやこんにゃくで、こだわりや苦労などはありますか?

こんにゃくは早川町内でも自家製で作っている方がいますが、昔から町内ではみんな作っていたのでしょうか?

昔から町内では皆さん作っていたんですね。そういえばみそも、町内では早川集落で「かぶら桶」という巨大な桶で、集落の人がみそを一斉にまとめて仕込むのが伝統的に行われていましたよね。一度ストップしてましたが、数年前から復活して、ちょうど先日今年のみそ作りが行われていましたね。
財団の白鳳みそは、私もおいしいと思いますし、町外の複数のスーバーで販売されていて、リピーターも多くて評判です。みそ作りはどんな感じでしょう?

その1年の間に何回も混ぜて、半年経ったら二度挽きもする。二度挽きっていうのは、 初めは大豆の粒がまだ粗いんで、食べられる状態にするためにもっと細かくすることをいうんです。それをしたらそのあともやっぱり、また何度も混ぜ込んで熟成の世話をします。
夏場は暑くて発酵が進みやすいので特になんですが、みそをちょっと寝かしすぎると、表面にカビが出たりもするのでそれも気をつけています。
1年もの長い間、すごく手間ひまがかかるものなんですね。

なるほど、気持ちがこもってるからおいしいんですね。市販のみそとの違いっていうのはあるんですか。

みそを売り出した直後は、まだちょっと発酵の具合が若い感じで色も明るめで。時間がたって発酵がもう少し進むと色も味も濃くなって変化していくんです。
発酵が進んでちょっとずつ味わいが変わっていくのもいいですね。みそとこんにゃくの他にも、ハムやソーセージの生産もされているんですね。

生産活動を忙しくされているんですね。財団さんの作る特産品はいくつかありますが、個人的なおすすめ品はなんですか?

はい、試してみます!最後、これからの活動について一言お願いします。

ありがとうございました。いつも気さくに話してくださる望月さんには元気をいただいています!ぜひこれからも白鳳みそやこんにゃくの生産など、がんばってください!