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ご当地物 南部町

南部町の特産・南部茶のプレミアムティー「甲斐のきらめき」徹底解剖!

山梨県南部町を中心に生産されている特産品の南部茶。コロナ蔓延を受けて売上げが低迷していますが、南部茶の高付加価値化と 知名度向上を狙って、ベテランお茶農家さんがとことん手間暇かけて作りあげた究極のプレミアムティー「甲斐のきらめき」が2022年に誕生しました。ワインのようなパッケージで価格も品質も超高級なこのプレミアムティーはどのようなものなのでしょうか?記事では、プレミアムティー「甲斐のきらめき」を徹底解説していきます!

南部茶とは?

山梨県の特産品となっている南部茶は山梨県南部町を中心に生産されるお茶で、「やぶきた」という品種が栽培されています。南部町はお茶の名産地である静岡県と面しているだけに気候が似ていて、お茶の栽培に適しているのです。

南部茶の味は静岡茶に比べるとスッキリと飲みやすいのが特徴。というのは、お茶を加工するときの蒸し時間に違いがあり、静岡茶は長く蒸す「深蒸し」で、南部茶はそれよりも少し短い「普通蒸し」で仕上げられているからです。

南部茶の多くは、県の統一ブランドとして「甲斐のみどり」の愛称で販売されています。

プレミアムティー「甲斐のきらめき」とは?

南部茶「甲斐のみどり」は、主に茶葉やペットボトルのお茶として販売がなされています。この南部茶の品質を徹底的に高め、高級ワインのようなパッケージで販売するプレミアムティー「甲斐のきらめき」が2022年に誕生しました。このプレミアムティーの開発のきっかけやどんなコンセプトで生まれたのかを見ていきましょう。

開発のきっかけ

南部茶は県内では葬儀の香典返しに使われたり、市町村のイベントや会議での飲み物として販売されたりしています。しかし、新型コロナウイルスの蔓延で葬儀や、さまざまなイベント、会議などが軒並みなくなってしまったことなどから、売り上げが低迷。

そこで、南部茶を超高級プレミアムティーとすることで付加価値を高めて知名度を向上しようと考案されました。

コンセプト

プレミアムティーは、ワインと並ぶような逸品となるおもてなし用のスペシャルドリンクというのがコンセプト。お茶はアルコールフリーのため、お酒を飲めない人でも飲めて、シーンも選ばず提供することができます。

商品と価格

プレミアムティー「甲斐のきらめき」は、南部町を代表する2つの産地のお茶をそれぞれ楽しめるよう以下の2種類の商品があります。

  • 甲斐のきらめき Shiratori(煎茶)
  • 甲斐のきらめき Tenshi(かぶせ茶)

ちなみにShiratoriとTenshiという名前は、それぞれ原料茶葉が生産された地域にある山の名前からとっています。Shiratoriは万沢地区の白鳥山(しらとりやま)、Tenshiは上佐野地区の天子山地(てんしさんち)が由来です。

価格は、どちらも720mlが12,000円(税抜)、375mlが8,000円(税抜)です。それぞれの商品の特徴はこのあと詳しく紹介します。

プレミアムティー「甲斐のきらめき」は何が特別?

プレミアムティー「甲斐のきらめき」は、品質もお値段も超高級なお茶ですが、具体的にどれほど特別なのでしょうか?思わず飲んでみたくなるスペシャルなポイントを紹介していきます。

プレミアムティーのスペシャルポイント

プレミアムティーのスペシャルポイントを簡単にまとめると以下です。

  • ベテランのお茶農家が丹精込めて栽培したお茶を使用
  • 手摘みで厳選した一番茶の新芽だけを使用
  • 南アルプスの天然水で長時間かけて低温抽出
  • 冷蔵保存で賞味期限1カ月のため受注生産となり希少

まずポイントは茶葉の品質です。プレミアムティーの茶葉の生産地は、万沢地区上佐野地区それぞれの地域で高品質のお茶を長年生産し続けているベテランのお茶農家さんが、プレミアムティーのためにより丹精込めて栽培したお茶を使用しています。

さらに、わざわざ手間のかかる手摘みで厳選した一番茶の新芽のみを使っているのもポイント。通常は機械で茶葉を刈り取るところがほとんどですが、機械だとどうしても新芽以外の古い枝や茎なども一緒に刈り取ってしまいます。そうなると、お茶にすると雑味となってしまうのです。良い茶葉のみを手摘みしたプレミアムティーは、純粋なお茶の旨みを堪能できます。

もう一つのポイントはていねいな抽出です。南アルプスの天然水を使って、長時間かけてじっくりと低温抽出をするため、苦味や渋みを抑え旨味を引き出しています。

また、プレミアムティーはこだわり尽くされた繊細なお茶のため、冷蔵保存で賞味期限は1カ月。そのため受注生産となり生産数もかなり少ないため希少価値が高いお茶です。

南部茶「甲斐のみどり」と比べると、プレミアムティー「甲斐のきらめき」は甘みや渋みのバランスが圧倒的に良く、自然の旨味を感じられるものになっています。

さらに、風味の違いだけでなく成分にも違いがあります。プレミアムティー「甲斐のきらめき」と「甲斐のみどり」のペットボトルのお茶を比べると、

プレミアムティーの方が

  • 抗酸化作用のあるカテキンが約6倍
  • 旨み成分であるテアニンは約18倍
  • 旨み成分で上級茶に多く含まれる遊離アミノ酸は約21倍

という結果が出ていて、旨味成分やカテキンは通常よりも圧倒的に多いのがわかります。

2種類のプレミアムティーのそれぞれの特徴は?

2種類あるプレミアムティーですが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?ここで詳しく紹介していきます。

甲斐のきらめき Shiratori(煎茶)

お茶の木を選定せずにわざと自然のままの育てる「自然仕立て」の様子

Shiratoriの主な特徴は以下の通りです。

  • 万沢地区の一瀬辰治さんによる栽培
  • Shiratoriは万沢地区の白鳥山からとった名前
  • 「自然仕立て」の新芽を厳選手摘み
  • 煎茶
  • 濃厚な味わい

Shiratoriは、万沢地区のベテランのお茶農家さん・一瀬辰治さんが栽培しているお茶を使用しています。特徴的なのが「自然仕立て」と呼ばれる栽培方法です。通常の茶園では茶葉を刈り取りやすいように木をかまぼこのような形に成形していますが、こちらでは自然の樹形のまま栽培をしています。

自然仕立てはぱっと見、「乱雑に生えた状態」に見えますが、茶樹本来の力を活かして旨味を引き出す栽培方法で、全国でも数えるほどしか行われていません。

お茶畑を被覆して育てるTenshiとは違って、Shiratoriは日光を浴びせたまま栽培する「煎茶」です。Tenshiと比べて、濃厚な味わいも特徴です。

甲斐のきらめき Tenshi(かぶせ茶)

茶畑の上におおいがされているため、「かぶせ茶」と呼ばれる

Tenshiの主な特徴は以下の通りです。

  • 上佐野地区の青山勝彦さんによる栽培
  • Tenshiは上佐野地区の天子山地からとった名前
  • 上佐野地区は南部町の中でも特に霧の発生が多くお茶作りに適した気候や地形の地域
  • 新芽を厳選手摘み
  • かぶせ茶(茶を被覆して日光を遮る栽培)
  • 緑が濃く旨みの強い味わい

Tenshiは、上佐野地区のベテランのお茶農家さん・青山勝彦さんが栽培しているお茶を使用しています。上佐野地区は日照時間の短い山間にあり昼夜の気温差が大きく、水はけのいい高低差のある地形が特徴で、地区内を流れる川からは霧も立ち上ります。これらがお茶栽培にとって抜群の条件となるのです。

さらに、お茶畑を被覆して育てる「かぶせ茶」のため、茶葉の旨味を引き出し色味も濃くなります。

プレミアムティーの入手方法

最後に、プレミアムティー「甲斐のきらめき」の入手方法を紹介します。

期間と販売数に限りあり

2022年に製造したプレミアムティーはすでに販売終了となっているため、2023年3月現在は残念ながら手に入りませんが、2023年はこれから茶摘みと製造が行われるため、順調にいけば8月ごろにできあがり、販売開始となる見込みです。少量での受注生産のため、もし注文が殺到した場合は手に入りづらいことがあるかもしれないのでご注意ください。

購入できるところ

購入方法は、ふるさと納税のお礼品としてプレミアムティーを手に入れる方法と、販売元に直接問い合わせをして購入する方法があります。

ふるさと納税のお礼品として入手する場合は、通常の販売価格と異なるので、インターネットサイトなどを確認しましょう。販売元に連絡をして購入するのが、一番安く手に入ります。

1.さとふる

さとふる

南部町のふるさと納税のお礼品として、プレミアムティーを選ぶことができます。

 2.ふるさとチョイス

ふるさとチョイス

南部町のふるさと納税のお礼品として、プレミアムティーを選ぶことができます。

3.山梨みらい農業協同組合

山梨みらい農業協同組合

電話番号:055-223-9600

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