山梨県身延町にある「道の駅しもべ」は、2022年7月16日に、正式リニューアルオープンし、キャンプ場やバーベキュー施設がより充実して、コワーキングスペースもできるなどパワーアップしました。また、ゆるキャン△公式キャンプ場となったことにも注目が集まっているんです!
この記事の内容は、道の駅しもべの館長・若林さんにインタビューをして、記事内容もご確認いただいた上で掲載しています。
詳しい営業時間や利用料金などの基本情報から、施設の内容などを写真とともに詳しく紹介していくので、道の駅しもべに行く前にどんな施設なのか詳しく知りたい方や、リニューアルで何が変わるのか気になる方などはぜひチェックしてみてください!
Contents
2022年に道の駅しもべがリニューアル!
道の駅しもべにこれから行く方は、行く前にどんな場所なのかいろいろ知りたいですよね。ここでは道の駅しもべの特徴と、営業時間や駐車場、利用料金などの基本情報をご紹介します。
道の駅しもべはどんなところ?

道の駅しもべは身延と本栖湖をつなぐ国道300号線沿いにある道の駅。ここを越えると「甲州いろは坂」と呼ばれる、ぐにゃぐにゃと曲がりくねった急坂道が続く峠となります。
国道といっても、そこまで交通量は多くないので、道の駅周辺はとても静かです。
敷地内には沢が流れ、後ろには山がそびえていて、とても自然豊かな場所。
夜には、本気の真っ暗闇になり、星もきれいにみえます。ついでにシカやサルなんかを見られることも。
道の駅の裏山は「丸畑」(まるばたけ)と呼ばれる地域で、江戸時代の有名な仏像彫刻家・木喰上人(もくじきしょうにん)が生まれた地でもあります。
近くには「木喰の里 微笑館」もあり、木喰上人の作品などが展示されているので、立ち寄ってみるのもおすすめ!
道の駅しもべ内にも、木喰上人にちなんだ石碑があるので、ぜひ探してみてくださいね。

道の駅しもべは下部農村文化公園と併設

道の駅しもべは、「下部農村文化公園」と併設しています。キャンプ場やバーベキュー施設などは厳密に言うと、公園内にあるということになりますが、境なく移動できるので、記事の中では特に区別せずに、両施設合わせて「道の駅しもべ」として書いています。
ちなみに24時間無料で利用できるトイレと駐車場があることが道の駅の条件ですが、常時利用できるのは、国道300号線沿いの駐車場(第2駐車場)とそこにあるトイレのみです。
下部農村文化公園と道の駅の区別はほとんどないに等しいですが、夜間や定休日は第2駐車場のみの利用となり、売店などが入った建物前にある第1駐車場へは乗り入れできないので注意しましょう。
リニューアル後、ゆるキャン△公式キャンプ場に!
道の駅しもべのキャンプ場が「道の駅しもべオートキャンプ場〜ゆるキャン△の里〜」へとリニューアルして、2022年7月16日にオープンしました! 道の駅がある身延町は、ゆるキャン△の舞台としても有名なので、ここで宿泊して、モデル地巡りの拠点とするのもいいですよ。
キャンプ場は以下のURLから予約受付中!予約が完了すると直後に自動返信があり、そのあと改めて道の駅しもべから予約確認メールが届きます。
アクセスが集中するとサーバーがダウンすることや、場合によっては予約ができても抽選になることがあるので、承知の上で予約をしましょう。
「道の駅しもべオートキャンプ場〜ゆるキャン△の里〜」予約サイト
https://yoyaku.on-yado.com/userra/shimobe/pgm_lib/vctinfo_201.php
道の駅しもべの基本情報
施設名 | 道の駅しもべ |
住所 | 山梨県南巨摩郡身延町古関4321 |
アクセス | 下部温泉早川ICから車で約12分 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 3月〜12月:水、1月〜2月:水・木 |
電話番号 | 0556-20-4141 |
駐車場 | ◎第1駐車場(道の駅建物前) 普通車約30台、大型車約4台、身体障害者用約2台。 ◎第2駐車場(国道300号線沿い) 普通車約10台、大型車約3台、身体障害者用約1台。 |
ウェブサイト | https://www.town.minobu.lg.jp/kanko/annai/midokoro-shimobe.html |
【Googleマップ】
道の駅しもべの施設利用料
道の駅しもべは入場料は不要ですが、キャンプ場やバーベキュー施設、コワーキングスペース、会議室の利用は有料です。以下に詳しい料金表を載せています。
※道の駅しもべの館長さんに確認済みです。
キャンプ場の利用料(税抜)
区分 | 単位 | 金額 |
---|---|---|
施設利用基本料 大人 (中学生以上) | 1泊・日帰り(※) 2泊目以降(1泊ごと) | 500円 300円 |
施設利用基本料 小学生 | 1泊・日帰り 2泊目以降(1泊ごと) | 300円 150円 |
テントサイト (1区画) | 1泊 | 2,000円〜 |
小学生未満は無料。
(※)日帰りとは午前9時から午後5時までの間の利用。1泊の場合は、チェックインは午後1時からチェックアウトは翌日午前10時。
バーベキュー施設の利用料(税抜)
区分 | 単位 | 金額 |
---|---|---|
施設利用基本料 | 1人 | 500円 |
バーベキュー場 | 1日 (1区画あたり)(※) | 3,000円 |
小学生未満は無料。
(※)1日とは午前9時から午後5時までの間の利用。
コワーキングスペースの利用料(税抜)
区分 | 単位 | 金額 |
---|---|---|
コワーキングスペース (1区画) | 1時間 1日(※) | 300円 2,000円 |
会議室・研修室(和室) | 1時間 4時間まで 8時間まで | 900円 2,000円 3,000円 |
(※)1日とは午前9時から午後5時までの間の利用。
道の駅しもべを写真で紹介!
ここからは、道の駅しもべの施設内容を、たっぷりと写真とともに紹介していきます!これから行こうかなという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
基本の設備は?
まずは、基本の設備を見ていきましょう!
トイレ
トイレは2ヶ所あります。第2駐車場(屋外)にあるトイレと、屋内にあるトイレがあります。24時間いつでも使えるトイレは、第2駐車場(屋外)の方です。
写真は屋内トイレのものです。授乳室もあります。


EV充電スタンド
電気自動車の方は、EV充電スタンドで充電ができます。

駐車場
第1駐車場はこんな感じです。

身体障害者用の駐車場では、屋根がありスペースも広々としています。

屋内の施設は?
次は、屋内にある施設を見ていきましょう!
売店
売店があります。どんなおみやげ品があるのかは、下で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

観光案内
観光のパンフレットも充実しています。HuMaNのフリーペーパーもありますよ。

コワーキングスペース
無料Wi-Fi、プリンター、サブモニター、ロッカーが利用でき、仕事ができる環境が整っています。
席はこんな感じです。




会議室はこのスペースです。

研修室は和室です。

食事処
食事処は、売店やコワーキングスペースとは別棟で、敷地内にあります。ジビエを提供するお店になる予定とのことです。
しばらくは土日限定の営業になります。(2022年7月16日現在、随時情報更新します)

屋外の施設は?
では屋外の施設を見ていきましょう!
キャンプ場
キャンプ場です。

広場の片隅には、味のある古民家も。見て楽しみましょう。

コインシャワー
コインシャワーは2室あります。

中の様子はこちらです。

バーベキュー施設
バーベキュー施設は屋根付きで、7棟あります。水場があり、コンセントもあります。



その他
屋外にはベンチやつり橋などがあり、散策するにもぴったり。



道の駅しもべでできる4つのコト
ここまでで、道の駅しもべの施設の魅力はだいぶ伝わっているでしょうか?道の駅しもべだからこそできる、ぜひ楽しんでほしいことを4つご紹介します。
ゆるキャン△公式のキャンプ場でアニメの世界観に浸る
ゆるキャン△公式のキャンプ場としてリニューアルした道の駅しもべ。ここ自体は、直接ゆるキャン△の中で登場した場所ではないのですが、主人公・リンちゃんの自宅と同じ「身延町古関」にあり、近くには彼女たちの通う「本栖高校」(旧下部小中学校)もあります。
さらに足をのばせば、ゆるキャン△に登場した本栖湖の方や、南部町のうつぶな公園、早川町の奈良田や赤沢宿などへもアクセスしやすく、ファンにとっては好立地。キャンプ場を拠点にして日中はモデル地巡りをし、夜には余韻に浸りながら、ゆるキャン△の世界に思いを馳せてゆったり過ごすのはいかがでしょうか?
急な雨も大丈夫!友達や家族とバーベキュー!
バーベキュー設備には、屋根があるので、雨が降っても安心。流しはもちろん、コンセントもあるので、スマホの充電や屋外用の扇風機なども使えて便利です。食材さえ用意してくれば、道具の貸し出しもしているので荷物も少なく利用できます。
近くには「セルバ みのぶ店」があるので、ここで食材などを調達できますよ。ちなみに、ゆるキャン△に出てきた「スーパーゼブラ」のモデルとなっているスーパーで、ゆるキャン△グッズの販売や写真が撮れるパネルもあります。
自然を感じながら仕事ができるコワーキングスペース
無料Wi-Fiやサブモニター、プリンターなどがあるので、テレワークにもおすすめです。合間に施設内を散策すれば、リフレッシュできてさらに仕事もはかどりますよ。日中はテレワークをして、夕方からはキャンプ場で自分の時間を楽しむといった使い方もできます。
また、和室の研修室は季節によって彩りを変えます。5月には新緑で部屋は緑に、11月には紅葉で鮮やかな赤色に、冬の雪の日には白色に染まりと、風情が感じられる空間。五感が刺激されて、いいアイデアも出やすいでしょう。
冬には身延町のあけぼの大豆で味噌作り体験
最近はコロナの影響でできない年が続いていますが冬の1月、2月には、例年、身延町のあけぼの大豆で味噌を仕込む、味噌作り体験もしています。次回の開催は未定ですが、人数を減らして、人との接触がより少ない形で、また実施を検討しているとのこと!
味噌は仕込みをしたら、冷暗所で寝かせて熟成が必要ですが、冬にここで仕込みをしたらお蔵で保存もしてくれて、秋の「蔵出し」の時に受け取りに来ることができます。ちなみに、秋の蔵出しの頃には、あけぼの大豆の枝豆の収穫も一緒に楽しんでもらえるようにと、考え中とのことです!
道の駅しもべでチェックしたいおみやげ!
道の駅といったらおみやげを買って帰りたいですよね!どんなラインナップがあるのか、写真でご紹介します。
あけぼの大豆の味噌や地元商品
あけぼの大豆の味噌が人気!


地域の製麺屋さんの生パスタやほうとうや、道の駅の裏山の丸畑(まるばたけ)地区で採取しているハチミツなども販売しています。


ゆるキャングッズ
ゆるキャン△グッズも豊富にあります。

「峠プロジェクト」限定商品
ご当地の峠ステッカーや峠グッズをプロデュースしている「ジャパン峠プロジェクト」による、「本栖みち」限定のステッカーが販売されています。本栖みちと呼ばれる国道300号線ですが、道の駅しもべを越えてさらに進むと「甲州いろは坂」と呼ばれる峠道が。ぜひ、この峠も制覇してステッカーをゲットしてください。

パワーアップした道の駅しもべを楽しもう!
リニューアルした道の駅しもべは、ゆるキャン△公式のキャンプ場や、屋根付きのバーベキュー施設、コワーキングスペースなど以前よりも充実した施設でパワーアップ。ゆるキャン△ファンの方はもちろん、そうでない方も気軽に自然やアウトドアを楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか?